冬薔薇の花弁は鶴を折る感じ
中嶋憲武
作品十句
2023.12
暮色 中嶋憲武
- 白息の靡き不断の木のかたち
- 絨毯に潜みピアノの椅子のフリル
- 屋上の照返しあり冬薔薇
- 青年屯す冬木の影の濃い時間
- 夜空うるはしく蕊足りぬ霜柱そだつ
- 幹つひに暮色を極め雪螢
- 黒いマントで頑迷太陽がくだらない
- 音のない川年の瀬の鳥あるく
- 扉を入り込むスラヴ舞曲と凩
- 冬の夕焼電球に薄き層
暮色 中嶋憲武
- 白息の靡き不断の木のかたち
- 絨毯に潜みピアノの椅子のフリル
- 屋上の照返しあり冬薔薇
- 青年屯す冬木の影の濃い時間
- 夜空うるはしく蕊足りぬ霜柱そだつ
- 幹つひに暮色を極め雪螢
- 黒いマントで頑迷太陽がくだらない
- 音のない川年の瀬の鳥あるく
- 扉を入り込むスラヴ舞曲と凩
- 冬の夕焼電球に薄き層
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暮色 中嶋憲武
- 白息の靡き不断の木のかたち
- 絨毯に潜みピアノの椅子のフリル
- 屋上の照返しあり冬薔薇
- 青年屯す冬木の影の濃い時間
- 夜空うるはしく蕊足りぬ霜柱そだつ
- 幹つひに暮色を極め雪螢
- 黒いマントで頑迷太陽がくだらない
- 音のない川年の瀬の鳥あるく
- 扉を入り込むスラヴ舞曲と凩
- 冬の夕焼電球に薄き層
ぶらり山岸由佳
- 肩で押す倉庫の扉冬紅葉
- 冬の雲ぶらりぶらりと朝が来る
- 珈琲に瞳潜ませ冬の雨
- 裸木のうすみどりなる朝の鈴
- 冬蚊鏡にわたくしを出てゆきぬ
- 喋り過ぎてしまふ毛布の青い時間
- 人間やガスタンク二基雪を積み
- 鴉鳴く土のほろりと冬の菊
- 綿虫に頬のあかるく人待てり
- 立ち上がる息の白さよ川刻々
ぶらり山岸由佳
- 肩で押す倉庫の扉冬紅葉
- 冬の雲ぶらりぶらりと朝が来る
- 珈琲に瞳潜ませ冬の雨
- 裸木のうすみどりなる朝の鈴
- 冬蚊鏡にわたくしを出てゆきぬ
- 喋り過ぎてしまふ毛布の青い時間
- 人間やガスタンク二基雪を積み
- 鴉鳴く土のほろりと冬の菊
- 綿虫に頬のあかるく人待てり
- 立ち上がる息の白さよ川刻々
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ぶらり 山岸由佳
- 肩で押す倉庫の扉冬紅葉
- 冬の雲ぶらりぶらりと朝が来る
- 珈琲に瞳潜ませ冬の雨
- 裸木のうすみどりなる朝の鈴
- 冬蚊鏡にわたくしを出てゆきぬ
- 喋り過ぎてしまふ毛布の青い時間
- 人間やガスタンク二基雪を積み
- 鴉鳴く土のほろりと冬の菊
- 綿虫に頬のあかるく人待てり
- 立ち上がる息の白さよ川刻々
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